咳の症状に対する留意点

【監修】 富士重工業健康保険組合 太田記念病院 院長 小児科部長 佐藤 吉壮先生

咳の出る時間帯や、咳のタイプ、様子を観察して、医師に話しましょう。

一日中咳をしているのか、朝や晩といった限られた時間、もしくは運動した後に咳をしているのか。また乾いた咳なのか、痰が絡んだような湿った咳なのか、ぜいぜい、ヒューヒューといった喘鳴はあるのか、子どもの咳の状況を記録して医師に伝えると、正確な診断の役に立ちます。

咳止め薬を飲むことは、必ずしも適切とは言えないので、医療機関で相談しましょう。

ケンケンといった乾いた咳は、咳止め(鎮咳薬(ちんがいやく))が有効ですが、“ゴホンゴホン”と聞こえるような湿った咳は、分泌物、異物を取り除くための反応なので、必ずしも咳をとめることが良いとはいえません。医療機関で相談しましょう。

加湿と水分補給に気をつけましょう。

湯気を立てる、加湿器を使うなどして、室内の空気を湿らせておくことが大切。タンク式の加湿器(噴霧式)は、まめに掃除をしましょう。また咳は体力を消耗するので、温かめの飲み物を少しずつ、回数を多くして飲ませましょう。

日常、こまめに掃除をしましょう。

ほこりが舞い上がらないような、こまめな掃除を心がけてください。
ふとんもこまめに干しましょう。ただし、ふとんは叩かないように。ほこりが気になる場合は、舞い上がらせないよう、掃除機で吸い取ってください。

咳が止まったからといって安心せず、呼吸をよく見ましょう。

乳幼児の場合、呼吸困難、無呼吸などに陥ることも考えられます。
咳が止まったからといって、安心せず、様子をみてあげてください。そして呼吸困難や、息苦しい様子がみられたら、医療機関を受診しましょう。

禁煙しましょう。

もし、家族の人に煙草を吸う習慣があるならば、禁煙しましょう。
咳をしている子にとっては、煙草の煙はとても辛いものです。