デュピュイトラン拘縮の診断

【監修】名古屋大学大学院医学系研究科 手の外科学 教授 平田 仁 先生

手のひらのしこりや典型的な指の変形により、手外科の専門医がみれば診断がつく疾患です。

問診

家族に同じ病気にかかったことのある人がいるか、手のひらをけがしたことがあるか、関連する疾患(糖尿病など)にかかっているか、変形が進行する速さ など

診察

手のひらや指の拘縮索※1の有無、指の屈曲拘縮※2、関節の動く範囲の確認、テーブルトップテスト(下図) など

検査

症状が似ている他の疾患と区別するための検査(X線検査、血液検査など)

※1 拘縮索(こうしゅくさく)    手のひらや指にある腱膜などに体内で産生されたコラーゲンが異常に沈着して太い束のよう
   なものが形成された状態のもの。皮膚の上からでも確認できる

※2 屈曲拘縮(くっきょくこうしゅく)    指の関節が拘縮索により屈曲した状態になり、伸ばす動作が制限された状態のこと

テーブルトップテスト

圧力をかける
(押す)

<手のひらが平らになる>
屈曲拘縮はしていない

<テーブルと手のひらの間に空間がある>
屈曲拘縮している

手指の屈曲拘縮を確認するための簡単なテストです。
平らなテーブルの上に手のひら側を下にして手を置き、上から圧力をかけます。
指関節の屈曲拘縮により手のひらをテーブルにぴったりとつけることができるかどうかで判断されます。