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慢性腎臓病(CKD)に注意

慢性腎臓病(CKD)が増えている

【監修】
順天堂大学名誉教授、(医)松和会 常務理事 富野 康日己 先生

CKDとは

CKDは、英語のChronic Kidney Diseaseの略で、2002年にアメリカの腎臓財団が提唱した概念です。日本語では慢性腎臓病と訳され、慢性的に腎臓の機能が低下していく様々な腎臓病をまとめて表します。日本では、2006年に「日本慢性腎臓病対策協議会」が設立、本格的にCKD対策に取り組むようになりました。
こうした背景には、世界中で透析療法や腎移植を必要とする末期腎不全の患者数が増えてきたことがあります。

 

増加する透析患者数

日本では、末期腎不全になると多くの人が透析療法を受けることになります。世界各国と比べても人口当たりの透析患者数が最も多い国です。2013年末の全国調査(日本透析医学会「図説 わが国の慢性透析療法の現況」より)では、透析療法患者数は、31万人以上に上り、毎年増え続けています。
透析療法は、個人の生活や仕事を制限し、またこれにかかる高額の医療費(国が補助している)が社会的な問題にもなっています。そこで、腎臓病の発病を予防するとともに、重症化しないように早期発見、早期治療を促進するために慢性腎臓病(CKD)が注目されているのです。また、CKDは心血管イベント(CVD)の危険リスクにもなっているのです。

http://docs.jsdt.or.jp/overview/pdf2014/p003.pdf

一般社団法人 日本透析医学会 統計調査委員会「図説 わが国の慢性透析療法の現況」,
I.2013年末の慢性透析患者に関する基礎集計 2)患者数等 (1)慢性透析患者数の推移(図表2)
http://docs.jsdt.or.jp/overview/ より)