これまで培ってきた創薬技術と最先端のテクノロジーを駆使して、近未来社会で求められる新薬を世界に提供すべく研究開発に積極的に取り組んでいます。特に成熟化・高齢化社会で高まる医療ニーズを解決するため、整形外科領域や泌尿器領域を中心に経営資源を集中させ、存在感のある研究開発型スペシャリティファーマを目指します。
世界に先駆けた新薬の研究開発
高齢化社会の到来に伴う骨代謝疾患の増加に着目し、世界に先駆けて開発された合成カルシトニン誘導体製剤「エルシトニン®」は骨粗鬆症に新しい治療の道を拓きました。「ブレディニン®」も関節リウマチをはじめとする免疫疾患治療薬の先駆けとして知られています。また、ヒト副甲状腺ホルモン(ヒトPTH)が骨芽細胞系に作用して骨形成を促進する働きに着目して開発を進め、2011年9月に骨粗鬆症治療薬「テリボン®」として国内製造販売承認を取得しました(2011年11月発売)。さらに、新規メカニズムの抗リウマチ薬や骨粗鬆症薬をはじめ、各種運動器疾患に対する次世代の新薬の研究開発を進め、整形外科領域における治療の質の向上を目指しています。
難治性疾患への取り組み
世界で唯一のロー・キナーゼ(Rho-kinase)阻害剤「エリル®」は、これまで国内外において数多くのくも膜下出血の患者さんに用いられ、予後の改善に貢献していますが、他の難治性疾患への適応拡大にも果敢に取り組んでいます。その一例として、肺高血圧症治療薬としての開発を着実に進めています。
開発品目
■国内
(1)承認
| 開発コード・剤型(一般名) | 製品名 | 区分 | 薬効・分類 | 適応症 | 自社/導入 | 備考 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 承認 | MN−10−T注(テリパラチド酢酸塩) | テリボン皮下注用56.5μg | 新投与経路・新効能・新用量医薬品 | 副甲状腺ホルモン:PTH | 骨折の危険性の高い骨粗鬆症 | 自社 | 週1回投与 |
(2)臨床試験中(フェーズV〜U)
| 開発コード・剤型(一般名) | 区分 | 薬効・分類 | 適応症 | 自社/導入 | 備考 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| フェーズV | AK−156注 (ゾレドロン酸水和物) |
新効能・新用量医薬品 | 骨吸収抑制剤(ビスフォスフォネート) | 骨粗鬆症 | 導入 | 年1回投与 |
| AK−120錠 (ファムシクロビル) |
適応拡大 | 抗ヘルペスウィルス剤 | 単純疱疹 | 導入 | ||
| フェーズU | AT−877錠 (ファスジル塩酸塩水和物) |
適応拡大 剤型追加 |
ローキナーゼ阻害剤 | 肺高血圧症 | 自社 | |
| AK150注 (ポリ硫酸ペントサンナトリウム) |
新成分新薬 | 変形性関節症治療剤 | 変形性関節症 | 導入 |
■海外
| 開発コード・剤型(一般名) | 区分 | 薬効・分類 | 適応症 | 自社/導入 | 備考 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| フェーズU | ART-123注 (トロンボモデュリン アルファ(遺伝子組換え)) |
新成分新薬 | 血液凝固阻止剤 | DICを伴う敗血症 | 自社 | |
| AK106 | 新成分新薬 | 抗炎症剤 | 関節リウマチ | 自社 |
