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骨粗鬆症の検査

骨粗鬆症の検査は大きく分けて、骨の密度(骨量)を調べる方法と、骨代謝マーカーにより骨の新陳代謝のバランスを調べる方法があります。

骨密度検査には、2種類のX線を当てて骨をスキャンすることにより測定するDXA(デキサ)法、手のX線写真を撮影して測定するMD(エムディー)法、かかとなどの骨に超音波を当てて測定する簡便な超音波法などがあります。

骨代謝マーカーでは血液や尿を検査して、骨が作られている程度や骨が壊されている程度を調べることにより骨の新陳代謝のバランスを知ることができます。

骨粗鬆症の予防と治療

骨粗鬆症の治療は、お薬での治療だけではなく、骨量を減らさない生活習慣(カルシウムやビタミンD、ビタミンK、タンパク質のバランスのよい食事、適度な日光浴と運動)を心がけることが大切です。

食生活 運動 お薬 環境

転倒を予防するために家の外で気をつけること

着物よりは洋服など、動きやすい服装を。 足元がふらつくときは杖を使いましょう。 靴は底が広く安定していて、滑りにくいものをはきましょう。サンダルは危険です。 荷物を両手に持たないように。 階段では手すりを利用しましょう。

家の中で気をつけること

お部屋 カーペットを固定 整理整頓し、つまづくものをおかない

階段 必ず照明をつける 足下灯・すべり止めを設置 手すりをつける

敷居 ゆるやかな斜面をつける

トイレ 浴室 手すりをつける

骨粗鬆症の痛みとQOL

骨粗鬆症になると背中や腰が痛むことがあります。痛みが続いて安静にしていることで骨や筋肉が弱くなると、普段の生活に影響をおよぼすことがあります。また、痛みが続くことで気力や意欲が低下して、うつ状態になってしまうこともあります。

骨粗鬆症の痛みが原因の悪循環にならないよう、痛みはがまんせず、また、歳のせいだとあきらめず、早めの治療でやわらげましょう。

QOLとは?
QOL(Quality Of Life:クオリティーオブライフ)とは、生活の質または健康のことで、人生の生きがいや満足を表す言葉です。

QOLの低下 腰の痛み ADL(日常の動作)の低下 骨が弱くなる 骨折