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監修
社会医療法人善仁会 市民の森病院
副院長 膠原病・リウマチセンター所長 日高 利彦 先生 (看護部一同)

治療目標の決定

関節リウマチの治療目標は、「関節の炎症を抑え、腫れや痛みを取り除く(臨床的寛解かんかい※1)」、「関節破壊の進行を抑える(構造的寛解)」、そして「身体機能を保ち、日常生活の質(QOL)を改善する(機能的寛解)」ことです。治療の最終ゴールは、この3つの寛解を達成し維持することになります。

1 臨床的寛解 関節の炎症を抑え、腫れや痛みを取り除く 2 構造的寛解 関節破壊の進行を抑える 3 機能的寛解 身体機能を保ち、日常生活の質(QOL)を改善する 寛解の維持(症状の安定・病気の進行停止) まずは臨床的寛解を目指しましょう。

※1寛解:リウマチ症状が落ち着いて、病気の進行が抑えられている状態。

目標の達成は二人三脚で・・・

スタート 早期に診断して関節破壊が起こる前にメトトレキサート治療をスタートする EULAR/ACR※2分類基準 過程 目標(将来の関節破壊防止)に向かって治療 Treat to Target ゴール 将来の関節破壊を起こさないことを目標とする EULAR/ACR寛解基準

関節リウマチの治療では、患者さんが 主治医とともに治療の目標を決め、 その目標に向かって二人三脚で治療を続けていくことが重要です(Treat to Target:T2T(ティートゥティー) )。

※2EULAR/ACR:欧州及び米国リウマチ学会